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当院の治療コンセプト

当院の治療コンセプト1
当院の治療コンセプト2
当院の治療コンセプト3

日本の医療における診断には、その検査の感度、特異度の判断、検討がないといわれます。

つまり検査で陽性=感染者、病気あり。と単純に判断する、ということです。例:本日の東京都の新型コロナの感染者数は何名でした。 というものです。

 

正確には、本日の新型コロナのPCR検査新規陽性者が何名でした、です。

PCR検査の感度=陽性的中率(検査陽性の場合、実際にコロナ感染がある=真の陽性、検査では陽性であったが、実はコロナの感染はない=偽陽性、の確率)は母集団、検査タイミングにより変動しますが、高くても70%です。

極端には3割は偽陽性つまりコロナでないけどコロナに入れているということです。

 

歯の根管治療の検査でいうと、レントゲンの根尖部透過像のあるなし、電気歯髄診断検査、などがありますが、これらの検査にも偽陽性、偽陰性があるし、タイミンングで判断が変わることもあります。

当院ではこの根管治療にまつわる検査の偽陽性、偽陰性も考え、なるべく複数の検査結果、を合わせて、さらに、これまでの歯の病歴、治療歴、痛みの経過、実際の歯の状態、周囲の歯の状況、患者さんの意向、など多くの情報を集めて、総合的な判断をするようにしています。

また患者さんが理解できる言葉を用い、患者さんがなるべく現状を正しく把握した上で意思決定できるよう、いい情報も悪い情報も、正直に提供するようにしています。このアプローチはスウェーデン・イエテボリ大学で学びました。

治療の流れ

第1ステップ
問診

第1ステップ 問診

問題となっている歯の症状、経過、治療経過などを詳しくお聞きします。

第2ステップ
診査診断のための資料採取

第2ステップ 診査診断のための資料採取

口腔内の視診診察 

マイクロスコープでの診察

 

必要な歯周病検査 

必要なレントゲン検査  

痛みの診査  

誘発通診査 

歯髄電気診断 

第3ステップ
介入での精密診断

第3ステップ 介入での精密診断

問題となっている歯にアクセスをして根管の診断をします。

この時点で 歯根破折など 保存可否、根管治療をやる価値があるかどうか、の判断をします。

よくあるご質問

自費の根管治療と保険の根管治療の違いはなんですか?

①担当医師の違い  自費:臨床経験20年以上の日本歯内療法学会認定専門医のみが担当  保険:それ以外の歯科医師が担当 ②治療時間チェアタイムの違い  自費:必要な時間を確保します。120分枠も対応します。  保険:時間は最大でに45分まで。 ③使用機材の違い  自費:イエテボリエンドセット、滅菌精製水使用  保険:通常のエンドセット、通常のラインの水道水使用    注:ラバーダム、マイクロスコープは保険でも使用します。 注:保険でも当院では東京医科歯科大学歯髄生物学分野所属の歯科医師が担当しますから保険でも良い治療を受けることができます。

破折している歯でも残したいのですが。

歯根破折 クラックのある歯でも残せることも確かにあります。 しかし、若干歯周病の症状は目を瞑らなければならないとか、現代の技術材料を駆使しても、全部が全部残せるわけではけっしてなく、条件があう恵まれた症例のみであると考えています。

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